期間ではなく「調査量」で費用を見る

見積もりの骨組みは、次のように整理できます。

見る項目 確認する内容 期間が長いときの注意
稼働日数 実際に調査する日は何日か 契約期間中、毎日動くとは限らない
総時間 1日何時間、合計何時間か 待機や移動も時間に含まれることがある
調査員数 1名単価か、チーム総額か 出口や移動手段で人数が増える場合がある
経費 車両、交通、機材、報告書 込みと別途実費を分ける
追加条件 延長、深夜、未使用時間 最大総額と中止時の精算を聞く
期間、調査員数、経費を別々の見積書とカレンダーで表したイラスト
期間名を、総時間・人数・経費に分解すると比較条件をそろえやすくなります。

警察庁の探偵業法に関する案内では、契約前に料金などの重要事項を書面で説明し、契約後にも契約内容を明らかにする書面を交付することが定められています。「期間は1週間です」だけで終わらせず、何を何時間行う契約なのかを読んでください。

1日・2〜3日・1週間の公開例を比べる

次は、2026年8月21日に各社公式ページで確認した掲載例です。条件が違うため、金額だけで安い順に並べても、自分に合うプランは選べません。

公開例・金額 掲載されている調査量 読み取るポイント
Akai 1日・99,000円 6時間、3名まで 車両・機材・報告書等を含む説明。地域条件あり
Akai 2日・198,000円 合計12時間、3名まで 「2日」の中身が12時間と明記されている
Akai 3日・291,500円 合計18時間、3名まで 日数と総時間を一緒に確認できる
HAL掲載事例・288,000円 2日・合計8時間 一社の個別事例。人数等は見積もり確認が必要
HAL掲載事例・672,000円 7日・合計28時間 1週間でも連続168時間ではない

この表で分かるのは、一般的な平均額ではありません。たとえば「2日」でも合計8時間と12時間があり、別の掲載事例には2日・15時間という組み方もあります。日数が同じでも、同じ調査内容とは言えません。

原一探偵事務所は、日数・時間・人員数に加え、機材、報告書、車両、諸経費を含む総調査費を見積もると案内しています。時間単価を掲載していない会社も、条件を聞かずに高い・安いとは判断できません。

1日が向く人、数日に分けたほうがよい人

1日へ絞りやすいのは、怪しい曜日、退勤時刻、開始場所、移動手段がある程度分かっている場合です。確認したいのも「この日の退勤後の行動」のように具体的です。

数日に分ける意味が出るのは、次のようなときです。

  • 怪しい曜日が二つあり、どちらか決めきれない
  • 1回目で接触を確認し、別日に行動を重ねて確認したい
  • 帰宅が遅い週は分かるが、日までは絞れない
  • 1日ずっと張り込むより、複数の候補時間へ分散したい

1週間を検討する場合も、7日すべてを朝から夜まで依頼する前提にはしません。まず、帰宅が遅い日、会食の日、休日、出張の前後など、行動の手がかりがある時間帯に絞れるか相談します。

カレンダーを全部塗るほど安心、とは限らないよ。会う可能性が高い日に時間を使い、何もなければその日の調査を終える条件も決めておこう。

見積もりは「同じ相談メモ」でそろえる

国民生活センターは、複数の事業者から見積もりを取り、調査方法、料金内訳、キャンセル料の説明を受けて比較するよう案内しています。比較するときは、会社ごとに違う話をしないことが大切です。

2社へ同じように伝える項目
  1. 怪しい曜日と、その根拠
  2. 調査を始められそうな場所と時刻
  3. 徒歩・電車・車など普段の移動手段
  4. 確認したい場面と、そこで終えてよいか
  5. 希望する日数と予算上限
  6. 延長前に連絡が必要か
  7. 車両・交通費・報告書を含む最大総額

見積もりを受け取ったら、「2日でいくら」ではなく、「2日で合計何時間ですか」「何名で動きますか」「見積書に入っていない費用はありますか」と聞きます。説明が違う場合も、理由が理解できれば比較材料になります。

相談先の公開情報にも違いがあります。ALG探偵社は1時間単価と、その後の30分単位を掲載しているため、候補日ごとの時間を細かく組んだ場合の費用を聞く先にできます。原一探偵事務所は、日数・時間・人員・機材・報告書・車両・諸経費を含む総調査費を見積もると案内しているため、何が総額に含まれるかをまとめて確かめる先にできます。同じ相談メモを渡し、それぞれの見積書を同じ項目に分解して比べてください。

期間名ではなく稼働日と総時間を聞く

浮気調査の費用は、1日・2日・1週間という期間だけでは決まりません。実際の稼働日、総時間、調査員数、含まれる経費、延長条件に分けて初めて比べられます。

各社の公開額は、料金の組み立てを知る一例です。自分の確定額に置き換えず、候補期間と開始条件をそろえて、同じ条件で総額見積もりを取りましょう。