「何も出なかった」を四つの場面に分ける

場面 起きたこと 料金で確認すること
外出しなかった 張り込みはしたが対象者が動かなかった 稼働時間、終了条件、未使用分
異性と会わなかった 行動は追えたが目的の接触がなかった 実働分、報告書、別日の提案
途中で見失った 移動中に追跡が切れた 見失いまでの稼働、原因、再調査費
途中で終了した 依頼者または現場判断で予定より早く終えた 終了までの稼働、未使用分、終了権限

対象者が自宅から出なかったとしても、調査員が指定時刻から配置されていれば稼働は発生しています。途中終了は、誰がどの条件で終了を判断できるか、未使用分をどう精算するかを確認します。

なお、予定した人数が配置されなかった、開始時刻が大きく違うなど、契約内容と実施状況が一致しない疑いは四つの場面とは別に確認すべき問題です。単なる「証拠なし」として処理せず、報告書と契約書を照合してください。

外出なしや見失いなどの場面カードと時計、未使用時間、領収書、報告書を比較する図
時計、領収書、報告書を手掛かりに、実働分・実費・未使用分を分けて確認します。

支払項目を五つに分ける

見積書と契約書では、次の項目を分けて読みます。

  1. 実際に稼働した分:人数、開始・終了時刻、課金単位
  2. 固定的に生じる費用:基本料金や契約上の着手時費用
  3. 実費:交通、車両、駐車など発生した経費
  4. 未使用分:予定時間を使わず終えた場合の返金・繰越
  5. 報告と再調査:報告書作成、別日の再調査、割引の有無

ALG探偵社は、実働分のみ、未使用時間分は返金、報告書や機材等を料金に含み、交通費は別と公式に説明しています。これは同社の現行公開条件です。自分の契約でどの時点を「未使用」とするか、当日終了を連絡した場合にどう精算するかは書面で確認します。

原一探偵事務所の現行料金ページでは、プランによって余剰分返金の表示が異なります。この表示を「証拠がなければ全額返金」と読み替えることはできません。どのプランで、何を余剰分とするかを見積もり時に聞いてください。

報告書で調査の実施内容を照合する

結果がなかったときほど、報告書は「何もなかった」という一文だけでなく、いつ配置し、対象者がどう動き、どこで終了したかを確認する材料になります。

報告書で見る項目
  1. 調査開始・終了時刻
  2. 配置した人数と場所
  3. 対象者の外出・移動の有無
  4. 写真や動画の時刻・場所
  5. 見失いや確認できない時間帯
  6. 予定時間を使い切らなかった理由

ALG探偵社は、調査完了後に報告書や証拠類を作成して渡すと案内しています。証拠が得られなかった日も同じ書面報告があるかは、契約前に確認してください。

調査不足が疑われるときの順番

まず、契約書、重要事項説明書、見積書、報告書、メールやチャットの記録をそろえます。「結果に不満」なのか「契約した業務が実施されていない」のかを分けて、事業者へ具体的に質問します。

説明を受けても解決しない場合は、消費者ホットライン188などで相談できます。個別契約の返金可否は事情によって異なるため、記事だけで結論を決めず、契約資料を見せて相談してください。

成功報酬契約では「成功」の定義も支払いへ影響します。詳しくは探偵の成功報酬で「成功」とは何かで、成功・不成功の境界を確認できます。

実施した調査と請求額を場面ごとに尋ねる

浮気調査で何も出なかった場合も、契約どおり調査が実施されれば支払いが生じるのが一般的です。ただし、支払う範囲はプランと契約条件で変わります。

「証拠なしなら無料か」という一問ではなく、四つの場面について、稼働分、未使用分、実費、報告書、再調査費を書面で確認しましょう。

相談時は、ALGには実働分・未使用時間・交通費を分けた精算を、原一には時間制・定額制それぞれの余剰分の扱いを聞きます。同じ四場面を示し、どの費用が残るかを比べてください。