成功報酬型でも、支払いは成功時だけとは限らない

成功報酬型の料金は、次のように分かれることがあります。

料金 いつ支払うか 確認点
着手金 調査開始前 成功しなくても返金されないか
実費 調査中・調査後 車両、交通、宿泊などの範囲
成功報酬 定義した成功時 成功条件と金額
追加料金 延長や条件変更時 事前承諾と上限
調査の開始から結果と支払いまでの分岐を確認するユキエと由美さん
成功報酬は、調査開始・確認できた結果・支払い条件を一つの流れとして確認します。

「完全成功報酬」と表示されていても、意味や除外条件は契約書で確認する必要があります。調査対象が指定場所に来なかった場合、依頼者側の情報が違っていた場合、対象者が警戒して調査できなかった場合など、それぞれの扱いを聞きましょう。

「成功」を具体的な場面に変える

浮気調査で考えられる成功条件には、次のような違いがあります。

  • 対象者を尾行できた
  • 異性と接触したことを確認できた
  • 二人が特定の場所へ入る様子を撮影できた
  • 契約した時間の調査を完了した
  • 依頼者が希望する内容の報告書を作成できた

このうちどれを成功とするかで、自分が期待する結果とのズレが生まれます。「不貞の証拠が撮れたら成功ですか」と聞くだけでなく、撮影回数、場面、報告書の内容まで契約上どう扱うか確認してください。

「浮気が分かったら」ではまだ曖昧よ。誰と、どこで、どんな行動を、どう記録できたら成功なのか。分からない言葉は全部ほどいてもらおう。

成功しなかった場合の料金

国民生活センターは、期待した調査結果が出なかった場合でも、契約どおり調査が実施されていれば支払い義務が生じるのが一般的だと案内しています。

たとえば、対象者が外出しなかった日は「証拠なし」でも、調査員は張り込みを行っています。そこで着手金や稼働分が発生する契約はあり得ます。広告の「失敗なら0円」だけを見ず、失敗に含まれる場面と、0円にならない費用を確かめましょう。

契約前に聞く8つの質問

成功報酬チェック

  1. 契約書でいう「成功」は何ですか
  2. 成功したと判断するのは誰ですか
  3. 成功報酬はいくら、または何%ですか
  4. 着手金と実費はいくらですか
  5. 対象者が外出しなかった場合はいくらですか
  6. 途中で見失った場合はどうなりますか
  7. 調査日を追加すると、どの料金が増えますか
  8. 口頭回答を契約書へ記載できますか

「証拠が撮れたら成功です」と言われても、契約書に別の表現があれば、書面の意味をもう一度確認します。警察庁は、探偵業者に契約前の重要事項説明書と、契約内容を明らかにする書面の交付義務があると案内しています。

時間料金と成功報酬、どちらが合う?

日時を絞れていて数時間だけ調べたい人は、時間料金の見積もりと比較しやすいでしょう。一方、成果条件を具体的に合意できる場合は、成功報酬型を検討できます。

ただし、プラン名だけで決める必要はありません。手元の成功報酬案と、別の相談先から受け取る時間制・定額制案を同じ調査日時と目的にそろえ、次の三つを比べます。

  • 成功した場合の最大総額
  • 成功しなかった場合の支払額
  • 延長や別日調査の追加額

成功の定義を一文で書ける契約だけ検討する

成功報酬は成功時に発生しますが、着手金や実費が結果にかかわらず発生する契約もあります。成功の意味と、「何ができたら、合計いくら」を一文で説明できる状態にしてから契約しましょう。

説明を読んでも曖昧なら、手元の成功報酬案について「成功の定義・成功時の総額・不成功時の支払額」を書き出してください。そのうえで別の相談先へ同じ日時と目的を伝え、時間制・定額制ではどのような調査と総額になるかを見積書で受け取り、契約案同士を比べましょう。