10万・20〜30万・50万円の違いを一枚で見る

予算・見積額 まず検討する使い方 契約前に確認すること
10万円以下 日時と開始場所を絞った短い行動確認 最低人数・時間、車両の有無、簡易報告、延長禁止
20万円 第一候補日に集中する案 人数、時間、経費込み総額、空振り時の扱い
30万円 第一候補を長く見る案と、別日を加える案 増える10万円で時間・日数・体制の何が変わるか
50万円前後 複数日、長時間、詳細報告などを含む見積もりの精査 総時間、人数、相手方調査、別途実費、最大総額、解約

この表は予算別の商品一覧ではありません。同じ予算でも、対象者の移動、開始場所、必要人数、報告内容で提案は変わります。

複数のカレンダーと見積書、電卓を前に候補日を相談する場面
候補日を一日に絞る案と、複数日を見積もる案を、同じ開始場所と目的で頼みます。

10万円以下は、確認する場面を一つにする

原一探偵事務所は、55,000円(税込)、3時間・1回、調査員1名、簡易報告、車両なしという限定的な行動確認例を公開しています。同社は本格的な尾行には別のプランを案内しています。

ALG探偵社は、行動調査を調査員1名・1時間6,600円(税込)と公開しています。ただし、公開単価だけでは、案件ごとの必要人数、車両・交通費、報告書を含む総額は分かりません。

10万円以下で相談しやすいのは、次の情報がある場合です。

  • 怪しい日と時刻が具体的
  • 勤務先や駅など開始場所が分かる
  • 最近の写真や車両情報がある
  • 今回確認したい場面を一つに絞れる
  • 終了時刻と無断延長をしない条件を決められる

「10万円で全部」ではなく、「金曜の退勤後に誰と合流するかを優先し、複数回の撮影や相手方の身元確認は今回の範囲に含めない」のように、すること・しないことを分けます。

20万円と30万円は、増える調査内容を比べる

たとえば、公式サイトに調査員1名あたり1時間6,600円と表示する事業者があります。2名で6時間なら労務部分の単純計算は79,200円、2名で12時間なら158,400円です。ただし、車両費、交通費、報告書、最低時間などは個別条件によります。

20万円と30万円の二案を頼むときは、「10万円増えると何が変わるか」を聞きます。

  • 第一候補日の調査時間が長くなるのか
  • 第二候補日を追加できるのか
  • 車移動へ対応する人員や車両が増えるのか
  • 写真・動画・報告書など受け取る内容が変わるのか
  • 延長や別途実費を含む最大総額はいくらか
二案の頼み方

「金曜18時に勤務先付近から始めます。20万円案と30万円案について、人数、時間、車両・交通費、報告内容を書いてください。増える10万円で何が変わるかも教えてください」と伝えます。

50万円の見積もりは、七項目に分けて確認する

50万円前後になる公開例はありますが、中身は同じではありません。ガルエージェンシーの公開事例には、1か月のうち金曜・土曜を4週間、各5時間、合計40時間調査し、証拠収集と相手方の背景調査まで行う例があります。掲載金額は50万円で経費別途です。

クリアリサーチは、2週間以内、18時間以上、報告書を含む45万円(税別)のパック例を掲載し、交通費・宿泊費は別途と説明しています。いずれも個別の公開例であり、一般相場ではありません。

見積書は次の七項目に分けます。

  1. 調査目的と終了条件
  2. 調査日数と総時間
  3. 日ごとの調査員数
  4. 車両・機材・交通・宿泊などの経費
  5. 写真・動画・報告書などの成果物
  6. 相手方調査など追加工程の有無
  7. 延長、最大総額、中途解約額

日時が絞れている短時間調査なのに50万円となっている場合は、内訳を質問し、同じ開始条件で二社目の見積もりを取ります。複数日・長時間・相手方調査・詳細報告を含む場合も、別途実費と最大総額は書面で確認してください。

予算上限を守る見積書の作り方

探偵業法と警察庁の解釈運用基準では、契約前後の書面で、業務内容、体制、期間・時間、料金の概算や算出根拠、契約解除などを示す考え方が確認できます。口頭の「予算内に収まります」だけで契約せず、何名・何時間で、何を含む上限なのかを見積書へ反映してもらいます。

二社へ同じ予算と条件を伝える

一社目には20万円、二社目には30万円と伝えると、会社差なのか予算差なのか分かりません。両社へ同じメモを渡します。

  • 確認したいこと
  • 怪しい順に並べた候補日
  • 開始場所と移動手段
  • 最近の顔写真と、分かっている車両情報
  • 希望額と絶対に超えたくない上限
  • 必要な報告内容

10万円以下なら今回しない範囲、20万・30万円なら増額で変わる内容、50万円なら調査量と別途実費を質問します。比較するのは金額の大小だけではなく、回答が見積書に残るかどうかです。

同じ候補日で予算別の二案を頼む

予算から確実な結果を約束することはできません。ただし、限られた予算で何を優先するか、増額で何が変わるか、高額見積もりに何が含まれるかは質問できます。

候補日、開始場所、移動手段、確認したい場面、支払上限を一枚にし、人数、時間、経費、報告、延長を含む見積書を二社から受け取ってください。