五千円が示す範囲を六つに分ける

金額を見たら、次の六項目を確認します。

確認項目 質問例
税込・税別 五千円は税込みですか
人数 一名分ですか、チーム全体ですか
最低時間 何時間から依頼できますか
経費 車両費・交通費・機材費は別ですか
報告書 写真入り報告書は含まれますか
延長 何分単位で、何人分が増えますか

このうち一つでも分からないままでは、ほかの会社の金額と並べられません。会社ごとに「一時間料金」が示す範囲は異なります。

人数の見方は、調査員1名料金と2名料金の読み方で詳しく整理しています。

相談者が二つの見積書を同じ項目で比較する様子
同じ日時・人数・終了条件を伝え、時間単価ではなく支払上限まで比べます。

料金は「単価×人数×時間」から始まる

基本の調査費は、次の順で考えると整理できます。

  1. 一時間単価が一名分かを確認する
  2. 実際に動く人数を掛ける
  3. 最低時間と予定時間の長い方を掛ける
  4. 車両・交通費など別の経費を足す
  5. 報告書や延長が含まれるか確認する

たとえば比較例として、五千円が税込み・一名分、二名体制、最低四時間なら、調査費の出発点は五千円×二名×四時間です。ここへ経費が加わることがあります。

これは相場や特定事業者の契約額を示す計算ではありません。「一時間五千円」という見出しだけで、一万五千円と決めてはいけないことを確かめる例です。

安い単価が向く条件、向かない条件

開始場所と時間を絞れ、短時間の張り込みで確認したい場面では、時間制の単価が比較しやすいことがあります。使った時間と人数の説明が明確なら、予算管理もしやすくなります。

反対に、対象者の予定が読めず、長時間になる可能性が高い場合は、時間単価だけを追うと延長で総額が増えやすくなります。車移動が多い、複数日に分ける、報告書の用途が決まっている場合も、必要項目をまとめたプランと比べた方がよいでしょう。

「安い探偵を選ぶ」のではなく、自分の調査条件で安くなる仕組みかを見ます。

ALGの一名単価は人数と経費まで確認する

ALG探偵社は、行動調査を一時間六千六百円(税込)・調査員一名と公開しています。金額の単位が明確なので、見積もりでは実施人数と時間を確認し、車両・交通費、報告書などを含む総額に直します。

相談時は、次のように聞けます。

  • この場面では何名必要ですか
  • 最低何時間から依頼できますか
  • 予定時間前に終了した場合はどう精算しますか
  • 車両・交通費と報告書は総額に含まれますか
  • 予算上限を超えそうなときは、どこで止めますか

公開料金を見ただけで契約額を決めず、自分の条件を書いた見積書を受け取ります。

原一は見積もりに含まれる範囲を確認する

原一探偵事務所は、調査日数や調査プランを打ち合わせたうえで無料見積もりを出し、調査前に提示した見積もり以外の追加料金は請求しないと案内しています。

相談では、「追加料金なし」が自分の見積もりでどこまでを含むか確認します。予定時間を超えそうな場合の扱い、車両や必要経費、報告書、日程変更の条件を見積書と契約書でそろえましょう。

単価が公開されている会社と、プランの見積総額を示す会社では、表示方法が違います。片方からは時間単価だけを、もう片方からは目安料金だけを切り取って比べず、同じ調査場面の最終総額にそろえます。

見積もり依頼は同じ文章を使う

二社へ次の内容を同じ順で伝えると、金額差の理由を比べやすくなります。

見積もり依頼の六項目

  1. 調べたい目的
  2. 疑わしい日と時間帯
  3. 開始できそうな場所
  4. 対象者の移動手段
  5. 希望する調査時間
  6. 経費込みの予算上限

見積書を受け取ったら、人数、時間、経費、報告書、延長、キャンセル料に印を付けます。国民生活センターも、複数事業者の見積もりを取り、調査方法や料金内訳、キャンセル料の説明を受けて比較するよう案内しています。

あとから増える可能性がある費用は、探偵の追加料金で確認すべき項目も確認してください。

最小単価ではなく最終的な支払総額を見る

一時間五千円という表示は、比較の入口です。税込みか、一名分か、最低時間は何時間か、車両・交通費、報告書、延長が含まれるかを確認し、支払総額に直します。

同じ日時、人数、終了条件、予算上限をALGと原一へ伝え、見積書の最後の金額と含まれるものを並べましょう。低い時間単価だけで決めず、自分の調査で支払う総額が見えてから安さを判断できます。